牛渕ふれあい市民農園は、「循環型農業を目指しています」

今月は、牛渕ふれあい市民農園の野菜くず(残渣)の有効活用について、ご紹介いたします。

市民農園では、農作物の収穫に伴い、多くの残渣が発生します。

この量は、半年毎に数トンの量となります。そのまま各人が持ち帰れば、ゴミで出すことになりますが、これを堆肥化して再利用します。

ただしこの堆肥化は、普通に行うと糠(ぬか)などの発酵を促すものを入れて、定期的に切り返しと言って、残渣の上と下を入れ替える作業を行います。しかしこの労力は、大変で市民農園の利用者の多くが高齢者なので、「カルス」と言う発酵剤(微生物資材と言って好気性と嫌気性菌の両方入ったもの)と糠を混ぜて投入しています。これにより切り返しがなくなり、良質な堆肥が数ヶ月のうちに出来上がります。この堆肥を畑に撒いて再利用します。牛渕ふれあい市民農園は、今後も循環型農業を継続して行きます。

堆肥化前の残渣の山(今月の状況)

堆肥化処理後の状況(2021年6月に残渣に微生物資材を投入したもの)